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重炭酸温浴NO療法とは

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重炭酸とは何か

重炭酸とは重炭酸イオンを示しています。
血管内皮に血流をあげるNO(一酸化窒素)を分泌する働きがあります。

重炭酸イオンが血管に浸透すると、血管内の酸素と重炭酸イオンの濃度バランスが狂うため、体は血管を一気に拡張し、血流をあげて肺から早く酸素を取り込もうとします。

血管内の酸素を増やして、増加した重炭酸イオンとのバランスを整え、血液中のpHを一定に維持しようと生体恒常機能を働かせるのです。

その時、体内センサーが重炭酸イオンの増加を感知すると血管内皮にNO(一酸化窒素)を分泌して血管内皮の筋肉を緩め、血管を拡張させ血流をあげる働きをします。

重炭酸イオンが溶け込んだお湯であれば、血流をあげるだけでなく、肌も頭皮も毛穴までもきれいにし、ニオイも洗い流し、肌バリアを荒らさず経皮吸収の心配がない自然の洗浄も期待できます。

重炭酸とは

DIFFERENCE

炭酸泉との違い

違い

健康効果が高いとされる天然の炭酸泉は中性の重炭酸泉です。

重炭酸泉とは、地下の炭酸ガスが中性の地下水に溶解して中和され、重炭酸イオンと水素イオンに解離して湧き出る中性の温泉のことです。

一般的には炭酸泉と呼ばれていますが、重炭酸イオンが溶け込んだ炭酸泉は、正確にいうと重炭酸泉なのです。

シュワシュワと泡が出る炭酸ガスは酸性なので、中性の血管や血液に溶け込むことができず、血流や体温をあげる効果は少ないのです。

しかも、揮発しやすい性質なので、サイダーなどの炭酸水の気が抜けるのと同じように、お湯の中のの炭酸ガスも空気にどんどん逃げていってしまうのです。

METHOD

「重炭酸温浴法」

重炭酸温浴法とは自然な体の反応を活かし
血流をあげることで体温を効果的にあげる温浴法です。

01

ぬるめのお湯36~41℃

ぬるめのお湯にゆったり浸かれば副交感神経を優位にし、血管を拡げて血流を高めます。

02

重炭酸湯

重炭酸イオンを発生させ、溶けこませお湯のことを重炭酸湯をといいます。

03

入浴時間は15分以上

温浴効果を最大限に高めるため、入浴から15分以上浸かることを推奨しています。

「重炭酸温浴法」は、重炭酸イオンが発生する家庭入浴剤が溶けたぬるま湯にゆったりと15分以上浸かる入浴法です。

日本人は古くより温泉で疲れやストレスを癒してきましたが、慣れ親しんだお風呂を通し、健康的な毎日を過ごして欲しいと言う思いから、2009年開発されました。

家庭用重炭酸タブレットは、重曹とクエン酸を特許技術により浴水中で反応させることにより高濃度の重炭酸イオンを浴水中に溶存させるので、高い血行促進効果を得ることができると期待されています。

家庭用重炭酸タブレットのもう一つの成分クエン酸は、重曹との反応の結果、浴水中ではクエン酸ナトリウムとして溶存しますが、このクエン酸ナトリウムは肌のきめを整え毛穴を引きしめる作用があり、刺激やアレルギーリスクも少ないために化粧品だけでなく食品添加物としても広く利用される安全性の高い物質です。

Effect / efficacy

効果・効能

炭酸温浴にはNO依存性に血管拡張と血管新生をもたらす効果が明らかとされています[Circulation 2005; 111]。
天然炭酸泉はpH中性域で炭酸は重炭酸イオンとして高濃度に溶存していることから、炭酸泉での血行促進作用の主体はこの重炭酸イオンにあると考えられています。重炭酸イオンは免疫細胞にNO産生を促すことが報告され[Nitric Oxide 2018; 79]、血管に対してはNOを介した血管拡張による血行促進効果が想定されています。

血中に入った「重炭酸イオン」は、体内の超健康物質NO(一酸化窒素)を放出し、末梢の血流を6倍に増加させます。基礎体温が0.5℃から1℃アップし、体内の酵素活性が上昇。リンパ球活性も数倍になるため、様々な治療などに高い効果が期待できます。
また、冷え症が改善し副交感神経が優位になるため、不眠症の治療にも有効です。

家庭用入浴剤による重炭酸泉温浴は、
誰でもすぐに生活に取り入れられる安全で簡便な健康法です。

DATA

研究・臨床結果

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